Effective C++

この本、難しくて理解できなかったからいままで積んでたんですけど、今なら読めるかなーと思って読んでみました。


で、無事読破ヽ(´ー`)ノ


というか、大体理解している部分の復習みたいな感じでしたね。C++を使う人なら一度は引っかかってたり考えたりしているだろう部分を深く解説しているみたいです。
まあ、「なぜそうするべきなのか」という、指定に対する根拠が書かれているので、人にプログラミングを教えるときには便利かもしれないですね。


ただ、この本は、一片の隙すら見せないようにするために冗長な(だけれども無駄ではない)文章になっていると思う。
まあそれは八方美人の本を目指して作っていたら当然なのかもしれない。
でも、話のネストが深くなるのはやめてほしいと思った。
「AはBである。なぜならばBはCだからだ。なぜBがCなのかというと、CがDだからだ。」という感じで、どんどん話のネストが深くなる。
自分は、話の全体像を把握しながら読むのが苦手で、大抵は今読んでいる文章しか理解できていない。だから、Dを読んでいるときには最初のAという内容など覚えていない。
それは自分の脳内スタックが足りないせいなのだけれども、結果的に(自分にとっては)読みづらい本になっている。


あと、話の内容が結構変わるのに、空白行を入れずに段落だけで切り替えられているせいで、時々話についていけなかった。
他にも、「(→5項)」とかの記述が多いのも気になった。簡単なことであれば、冗長になってでも説明してほしい。これは、冗長であるが、無駄ではないと思う。


まあ、この本は、周りから「読みやすい」と評価されている本らしいので、この本すらまともに読めなくて、しかもその責任を本になすりつけようとしている自分は、よっぽど頭がイかれてるんでしょうね。