BREWアプリを Windows へ移植

BREW のアプリを Windows で動かす必要が出てきたので、その方法を考えてみました。


その BREWアプリのソースは、自分の作った BREW用の SDKを使っているので、全部で3つぐらいの方法が考えられます。

  1. その BREWアプリのソースを直接書き換える。
  2. SDKWindows用に移植する。
  3. BREW APIWindows で動作するようする。

1つ目の方法は、アプリの規模が小さくて、今後 Windows に移植することが無いのであればやっても良いでしょうけど、元のソースにバグが含まれていた場合に、両方のソースに作業が発生することとかを考えると、あまりやるべきでは無いと思います。


2つ目の方法は、自分の SDK を使っている BREWアプリを Windows で動作させることが可能になります。
自分の SDK なので、移植するのも大した時間は掛からないと思います。
ただ、SDK を使いながら、BREW API を直接呼んでいる場合も考えられるので、そこら辺は自分で書き換えることになります。
当然、自分の SDK を使っていない BREWアプリを動作させることは不可能です。


3つ目の方法は、BREW API を直接実装してるので、全ての BREWアプリを Windows で動作させることが出来ます。
ただ、BREW API の数は非常に多くて、実装が面倒です。時間も多く掛かります。
新しく BREWエミュレータを作るようなものなので、かなり大変だと思います。


で、自分は3つ目の方法で移植することにしました。
さすがに全部の BREW API を実装する時間は無いので、そのアプリの中で使っている API のみを実装します。
で、次に移植することがあれば、その時に追加する必要がある API を追加していきます。
こうすれば、移植作業をすればするほど BREW API が実装されていくので、移植の時間がどんどん短くなっていきます。
こうなるとかなり( ゚Д゚)ウマーなので、BREW API をエミュレートしてみることにします。