信念(2)

例えば、手に物を持って、その手を離すとどうなるか、というのを考えてみる。
何を馬鹿なことを、それは重力に従って落ちることになるに決まっているだろう、と思うかもしれない。
しかし、なぜ、それが落ちるという結論を出すことが出来たのだろうか。
それは、人は、手から物が離れると、それが落ちると言うことを、過去の経験から知っているからだ。
また、その経験により、物理法則などの規則性を導き出し、それを日常で当たり前のように使っている。
しかし、自分はそれらの経験、法則を信じることが出来ない。
その理由はこの辺で書いている。
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自分は、「今」という瞬間は過去に依存しないと思っている。
つまり、「今までこうだったから、次もこうなるだろう」ということは、ありえないと思っているのだ。
だから、今自分が手に持っている物を離すとどうなるか、自分には「わからない」のである。